「私の絵を理解する人は長い時間を経て現れるだろう」
伊藤若冲
江戸の天才絵師。
そして
その絵に出会い、
収集家としての道を歩むことになった
アメリカ人、ジョー・プライス。
「誰にも理解されず、作品が孤独だった」
プライス氏の言葉は、
才能はそれを見いだす才能を
また必要とすることを
教えてくれている。
被災地に失った色を届けたい
という思いで
開催した巡回展。
展覧会を訪れた
一人の高校生の言葉が
印象に残った。
「満たされるというよりも
それ以上にあふれる感じがしました」
若冲が聞いたら、
何と感じるだろう。
いくつかの作品もさることながら
数々の言葉に
心動かされた夜。
―「クローズアップ現代」(NHK)